親指ぐっ!(にかっ!)
よくメールをしていた頃に何かの締めに、嫁はいつも「親指ぐっ!(にかっ!)」と書いていた。
そういうのは文字だけと思いきや、デートを重ねて仲良くなってきたら、実際にリアルでやっていた。
旅立つ数日前ですら、病室でおむつを代えてもらうのにこちらを向かされた時に「いえーい!」と言って親指をぐっ!と突き出していた。
満身創痍なのにこんなに明るくで可愛い嫁。思い出すだけで愛おしくて涙が止まらない。
嫁はなんと言うか、チャットやメールで話すのとリアルで話すのとで全く差異を感じられない、なかなかいない人だと思った。
とにかく明るくてお茶目だった。そして自分の考えをしっかり持っていて、自信満々の人間だった。
理解したいものがあった時、そのままではわからないのでまず自分の中でバラバラにする。それを再度自分がわかるように組み立て直す。
組み立てたものが歪だったり何か足りなければ、自分で足して、変えて、新しい理解の形を作る。
そうした分解して産み出す苦しみを知っているからこそ、本人の自信に繋がっていたのだろう。
何をするにも自分で考えてオリジナルを作り上げる嫁よ、あんた最高だぜ!親指ぐっ!(にかっ!)
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。